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3D Printer Accessories

最高の仕上りに必要不可欠

 3Dプリンタの精度が高ければ造形後の仕上げ作業は少なくなると思いますが、一方で装置本体の手入れは綿密になると思います。反対の場合、仕上げに手間暇がかかります。

 ここではいくつかのアクセサリーを紹介します。







ヘラ

ラベルはがし

 造形物と造形台の接着面積が広い場合、造形物が取りづらくなることがあります。
 ヘラを使うと剥がしやすくなりますが、このヘラにもいろいろな種類があります。

 貼付したシールなどを剥がす道具があります。
 金属部は刃物では無いので手を切るようなことは少ないと思いますが、やや刃物のような形状に加工されています。


カーボンヘラ

 造形物を傷つけずに取り除く道具があります。

 少し柔らかいです。

ニトムズ テープはがしカッター

 ヘラが必要というより、このニトムズ製のテープ剥がしカッターが必須であるというべきかもしれません。

 このヘラがあれば、造形台から造形物を剥がすことは容易になります。
 絶妙な刃先が、造形台と造形物の間に入り、造形物を傷つけることなく、また造形台に無用なテンションを掛けることなく剥ぎ取ることができます。

はがしヘラ

 こちらは、あれば良いかなと言うヘラです。

 柔らかい素材なので、どこも傷つけることがありません。

 掃除にも使っています。



吸着予防

ブルーテープ

 造形物が造形台にくっついてしまうことを予防する策もとられています。

 ブルーテープは程よい粘着力のあるマスキングテープです。
 造形台にブルーテープを貼り、前述のヘラで平らになるよう抑えて使っています。

 使用所感ですが、造形台を50℃以上にする場合には使わない方が良いかなと思います。粘着力が弱まり、テープが浮いてきてしまい造形が上手くいかなくなることがあります。


スティック糊

 造形台にスティックのりでコーティングすると造形物が剥がしやすくなるということがネット上でもたくさん報告されています。

 どのノリが良いかわかりませんが、当方は右図の消えいろPiTを使っています。

 前述のテープと同様に加熱される造形台の場合には温度設定により乾燥やムラが生じます。

Scotch ブルーテープ Multi-Surface

 マスキングテープのような物です。

 幅が48mmあり、造形台に数枚貼るだけで、剥がせるステージができます。

 厚みは非常に薄いので、造形精度には影響が少ないです。

 造形台が温まるタイプの場合、熱で粘着が弱まり、テープが浮き上がってしまい造形が失敗することがあります。

スティックのり (消えいろピット)

 よく見かけるスティック糊が、剥がし台になります。

 造形台をスティックのりで塗り尽くし、その上から造形することで剥離しやすくなるということです。

 造形台の細かい目に糊が入ってしまうと取れないので、表面材料によっては不向きな場合があります。

 筆者は使っていません。



庫内清掃

エアダスター

 3Dプリンタの庫内はフィラメントのカスのようなもので徐々に汚れていきます。定期的に、でこれば毎回清掃するべきです。

 手っ取り早い方法として圧縮空気で吹き飛ばす方法があります。

 手軽なモノとしてスプレー缶タイプの製品があります。


エアコンプレッサ

 少し大がかりですが、色々な事に使えるエアコンプレッサがあります。

 右図の物が私たちの保有器です。
 タンク容量は大きくありませんが3Dプリンタで使う量であれば1回の充填で十分です。
 充填には1分もかからないのですが、コンプレッサの音はそれなりに大きいので深夜の集合住宅では迷惑になるかもしれません。

 塗装(エアブラシ)や自転車の空気入れにも使えます。
 当方はエアホースの径を変換してプラモデル用の小さなエアブラシを使用しています。


刷毛(ハケ)

 音が出ず、燃料も使いません。
 エアではゴミが飛び散るので3Dプリンタがリビングや書斎に置いてある場合は床の掃除の手間が追加されます。

エアーコンプレッサー

 何の作業にも使えるエアーコンプレッサーは必需品です。

 オイルレスでメンテナンスが容易であり、比較的小型の商品でこの値段で買えるのはなかなか少ないです。

 アパートなどではうるさく感じるかもしれませんが、一軒家なら宅内で使えば隣近所に迷惑になる程の音ではありません。

サブタンク

 隠れた必須アイテムです。

 エアーコンプレッサーに付属のエアタンクの容量はさほど大きくありません。
 タンクの空気が減れば、圧も下がります。
 圧が下がればコンプレッサーで追加していきますが、このin/outのバランスが崩れると充填待ちの時間が発生します。

 サブタンクを持っていると、物置で圧縮空気を充填して、家の中でエアーを使う事も出来るようになります。

先端ツール

 エアーコンプレッサーにつないで使う先端ツールです。

 掃除だけならガンとホースがあれば用が足ります。

スプレータイプエアー

 エアダスターです。

 空気を噴射して掃除します。

 使いきりです。

刷毛・ハケ

 掃除用なので毛の種類にはこだわりませんが、抜け毛が少ない物が良いです。

 刷毛を手に取ってみて、毛を引っ張ってみると抜けやすいかどうかがわかりますので、できれば抜けにくいような価格帯の物を選んだ方が良いです。

 製図用の馬毛は硬さなどもちょうど良いですが、高いです。



エアコンプレッサーでエアブラシ

 エアブラシという塗装はご存知でしょうか。エアーの流れる流路に、塗料のルートが合流するような形になってエアに塗料が巻き込まれ、それが吐出されることで霧吹き状に塗料が噴射されるようなものです。
 エアーコンプレッサーがあれば、このエアでの塗装ができます。

大型塗装

 住宅の外壁や自動車の塗装などは、コンプレッサーの配管そのままでダイレクト接続で塗装ができます。
 スプレーガンには大きく重力式と吸上式があります。DIY的に使うならどちらでも良いと思います。大面積を塗装するなら吸上式が良いと思いますが、少量なら塗料を最後まで使い切れる重力式が良いです。
 吐出口の口径によって塗装の面積や霧の密度が変わりますので、目的に合わせて調達します。
 吐出時に水が混ざると色がにじんだり、ムラができたりしますので、水分除去目的でフィルタを付けます。
 アネスト岩田の道具はプロも使っています。

重力式エアスプレーガン

 タンクに入れた塗料が重力で下にたまり、エアと混合される仕組みになっています。

 塗料は400mL入ります。
 ノズル口径は1.3mmなので、比較的広い用途をカバーしています。

 ガンを置くことができないので、ホルダーがあった方が良いです。
 ホルダーは市販されていますが、3Dプリンタでも造形できます。

吸上式エアスプレーガン

 タンクが下にあり、安定感のあるタイプです。

 タンク容量は600mL、ノズル口径は1.3mmです。

 若干はタンク下方に塗料が残ってしまいますが、600mLの容量から見れば誤差のようなものです。
 少量塗装がメインならば重力式にした方が、損した感じが少ないと思います。

エアレギュレーター(圧力制御)付きフィルター

 エアーの圧力を調製できるレギュレーターと圧力計が付いた、エアーフィルターです。
 ウォータートラップが付いていて、水分をそこに落として流路の先へと空気が流れています。

 ソケット式なので、簡単に着脱ができます。

模型塗装

 工業用コンプレッサーのソケット径は『1/4』が標準です。
 一方でホビー用の場合は『1/8』が標準です。
 この口径の規格の違いを埋めれば、工業用コンプレッサーを模型塗装にも使えるようになります。
 レギュレーターは必ず間にかませ、減圧して使ってください。

 塗料は目詰まりさえしなければ何でも使えます。
 100均で売っているアクリル絵の具を溶かしてカップに入れれば、それも塗料として使えます。
 使い終わったら、必ず洗浄します。

ホビー用エアホース (1/8ネジ式)

 よく使われているGSIクレオスのホースです。

 先端が1/8のネジになっており、このままエアブラシに接続できるようになっています。

異径中間ニップル G1/8×G1/4

 片側が1/8のオスネジ、反対側が1/4のオスネジになっています。

 前述のホースが1/8のメスネジなので、片端はそこにネジ込みます。

 後述のソケットが1/4のメスネジなので、片端はそこにネジ込みます。

 これで片端は1/8のメネジホース、片端は1/4のプラグが出来上がります。

1/4メネジ・プラグ

 前述の異径ニップルに接続して1/4プラグの片端を形成します。

エアブラシ (ダブルアクション)

 ダブルアクション式のエアブラシです。
 ダブルアクションとは、上のボタンを押すとエアーが出て、それを後ろに引くと塗料が出る仕組みのエアブラシです。

ノズル口径:0.3mm
タンク容量:10mL

エアブラシ (トリガータイプ)

 拳銃のトリガーのように扱うタイプのエアブラシです。

 ダブルアクションはブラシの操作が多少複雑であり、微調整を続けると疲れやすいですが、トリガータイプは比較的疲れにくいです。

ノズル口径:0.3mm
タンク容量:7mL

エアブラシスタンド

 ホビー用のエアブラシは重力式が多いです。

 重力式の場合、タンク(カップ)が上方に付いているため、そのまま置くと倒れて塗料が漏れてしまいます。

 そのために、スタンドが必要になります。

 3Dプリンタで自作しても良いと思います。

 



スキマゲージ

銅板

 造形台とヘッド(ノズル)の隙間は絶妙な間隙が必要です。

 本体に付属されるスキマゲージがあればそれでも良いと思いますが、当方採用機はプラシートが付属されており、ヘッドが200℃以上で運用されるため溶けてしまいました。

 右図の銅板は厚さ0.1mm、熱に強く折れ曲がってしまうことも少ないので便利に使っています。

薄銅板

 3Dプリンタのヘッド部は真鍮などが使われていますが、銅の方が柔らかいので相手の素材を傷つけることが少ないです。

 隙間を測る際、どうしてもヘッドや造形台に当たってしまうので、このような柔らかい素材が良いと思います。

 筆者は0.1mmの銅板を常用しています。

隙間ゲージ

 産業界では様々な場面で利用されている隙間ゲージです。

 3Dプリンタヘッドの隙間調整はそこまでの精度を求めていないので要らないと思いますが、隙間調整の微妙さが仕上がりに影響するような作品を作って居られる方々にはお勧めします。





電源

無停電装置

 3Dプリンタは電源が生命線です。
 1秒停電しても造形は中止されてしまいます。
 パソコン用などで販売されている無停電装置を使えば、そのリスクを軽減することができます。
 商用電源は正弦波という波状の電圧波形です。無停電装置には正弦波と矩形波の2種類があり、矩形波という四角い波形の商品では上手く動作しない電子機器もあります。
 概ね矩形波の商品の方が安価で、正弦波の方が精度が高いです。

蓄電池・発電機

 電源が落ちてしまった後の処理になってしまいますが、蓄電池や発電機から電源を供給することで無停電装置に内蔵されたバッテリが尽きても3Dプリンタを動作させ続けることができます。
 私たちはカセットガス2本で動作するenepoという発電機を保有しています。

無停電電源装置

 一瞬でも電源が切れれば作業が全てやり直しになってしまうため、無停電電源装置(UPS)への期待は高まります。

 3Dプリンタの消費電力以上のUPSが必要であり、かつ、正弦波交流でないと正確に動作しない可能性がありますので、適合した機種のUPSを調達して下さい。

 容量は、何時間の停電に耐えられるようにするかという目標値で決まります。

 消費電力が300Wなら1時間で300Whr(ワットアワー)です。簡単に100Vで計算すると3Ahr(アンペアアワー)なので、3,000mAhrとも言いかえられます。



防振

防振マット(アルファゲル)

 3DプリンタはヘッドがX軸・Y軸・Z軸方向に移動して造形します。特に平面方向の移動は装置自身が揺れる原因になります。1mm未満の精度で造形する上では小さな揺れが精度に影響します。

 右図はアルファゲルと呼ばれる防振粘着マットです。
 よく家電屋さんや引越屋さんが売り込んでいますが、テレビの下に敷くと転倒防止に有効だとされています。

防振ゴム

 産業界ではよくつかわれているアイテムです。
 エアコンの室外機には普通に使われていましたが、最近は安さを追求する工事も多いので100%設置ではありませんが。3Dプリンタには100%設置でも良いのではないかと思います。
 当方は洗濯機の下に3重に敷いて早朝・深夜の洗濯でも就寝に影響しないようにしています。


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防振ゴム(洗濯機用)

防振ゴム(筋入)

耐震ゲルマット

透明免振

防振ゴム

 洗濯機や冷蔵庫の脚の下に入れて使う防振ゴムです。

 4個入りなので、だいたいの3Dプリンタにちょうど良いです。

 防振のためのゴムなので、3Dプリンタに床からの振動が伝わりにくくなります。

アルファゲルマット

 揺れをゲルが吸収してくれる感じで使えます。

 反発力が足りないと思う方は、2〜3枚重ねて使うと良いと思います。

 机を揺らしても、3Dプリンタへの影響を軽減できているように見えます。









3D Printer Mediator3D

5-10-13, Noma, Itami, Hyogo
www.3dprinter.ampita.net
3D printer mediator of the health care field.